ゲイならではの悩みってあるよねー
正月明け、実家がある埼玉県に帰ってきました。
ゲイあるあるなのかなー?自分は実家に帰るのがそこそこ憂鬱です。特に正月は。
ちなみに、父と母は健在で埼玉で2人暮らし。自分自身は「一人っ子」。カミングアウトはしていません。
①ゲイあるあるその1「いつ結婚するの!?」
兄弟がいればともかく、一人っ子の場合、いつまでも独身でいるとその質問は1人に集中するわけで、いや、確かに親不孝だよなあ、孫の顔を見せてあげたいという気持ちは十分にあるのですが、今の日本でそれを実現するのはとてつもないハードルがあるわけで、、、
うちの両親はそれこそ昭和を絵にかいたような性格で、しかも父は元公務員。頭ガッチガチなので、それこそ「きのう何食べた!?」のように「この人がパートナーです」、と男の人を連れてったら卒倒するでしょう。
てなわけで、おなじみこの質問に対しては、「いや、相手がいないとね~モゴモゴ」「その辺に婚姻届落ちてたらハンコ押すんだけどね~モゴモゴ」と、忍法ごまかしの術を毎回行っているわけです。
万が一、日本で同性婚が可能になったとしても、うちの親は許さないだろうなあ~
②ゲイ(の一人っ子)あるあるその2「墓どーすんの!?」
我が家ではついに墓問題まで勃発しました。ゆた家の墓は、先祖代々の墓ではなく、祖母が亡くなった時に実家の近くに建てたもので、つまり、両親の算段としては、息子とその嫁が継いでくれるだろう、と思って新しくお墓を立てたわけです。
と思ったら、ゆた家の血筋が途絶えるかどうかの(いや、途絶えちゃうんだけど)問題に発展してしまい、しまいにゃ「だったらお墓はどうするつもり!?」となぜだか責められる始末…
いやだから、、、そりゃー、親のことを安心させるために「大丈夫だよ、ちゃんと継ぐから(1代で終わるけど)」と言いたいけど、嘘をつくわけにはいかんわけで、これまた、「まだ2人とも元気なんだから、そこまで考えなくてもいいんじゃない~モゴモゴ」と忍法ごまかしの術発動。
③これはうちだけ「整体師続けるつもり!?」
上記に記載の通り、うちの親は頭ガッチガチなので、新卒で入ったサラリーマンの人生を65歳まで勤め上げることが「善」だと思っています。転職ですら「自分勝手」と言い出す始末。
そのため、サラリーマンを辞めて整体師になったと親に言ったときは、そりゃーもめましたね。しかもオイルマッサージって!?って感じで。
ただ、これについてはちゃんと納得して欲しかったので、忍法を使わず(笑)「自分がやりたいと思って始めた整体だし、オイルマッサージもやりたいからちゃんとしたところで学んでトレーニングしたわけで。何よりもまだ初めて半年しか経ってないのに何も残せていないから、もう少しきちんとやっていきたい」と伝えたらそれなりに納得してくれました。よかった…
てなわけで…
そんなこんなで、自分だって、「普通に」生まれてきたら、家庭を持って、子供もいて、休みの日には公園で家族団らん、なんていう姿を考えたこともありますが、やはり自分は自分。ゲイとして生まれてきたことに何の恨みもないですし、自分の今の人生が楽しくて、生きててよかった、幸せだ、と感じることが両親へのせめてもの親孝行になるのでは…と感じるのです。
「ゆたの蒲田整体院」の客層は、半分ぐらいが30代、残りの半分が40代以降って感じなので、30代だとまだ実感があまりわかないかもしれませんが、そのうち、「家族」というものに直面することになるでしょう。40代以降の方は言わずもがなですね。
あらゆる忍法を駆使しながら、里帰り…これが毎年繰り返されます。普段生活している中で「ゲイであること」に引け目を感じることはあまりないのですが、親の前だけは(一人っ子という面もあり)親不孝者なのかな、、、なんて考えたりした2025年正月。
せめて、「生んでくれてありがとう、幸せに生きてるよ」と伝えたいのですが、家族というものは「近すぎる」が故にそう簡単にも行かないところがあって毎度毎度もやっとするのです。
とりあえずは、2025年は整体とオイルマッサージの仕事を軌道に乗せ、少なくとも「ちゃんと自立できてるよ」と言えるようにしていきたいなあ、と。
皆さんのご家庭はどうですか?
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