あなたは自分の「仕事」に誇りをもてますか

その他

例によって興味のあるかたのみ読んでください。(自分語りです)

2024年10月22・23日で、熊本&福岡に行ってきました。

目的は「人生探し」と「自分探し」。

自分は7月7日に「ゆたの蒲田整体院」をオープンし、がむしゃらにやってきました。

「最終的なメニュー、決まりました」で語った通り、この3カ月で出会ったお客様、いえ友人には本当に感謝しかしていません。

この仕事を始めなければ出会えなかった大切な大切な友人です。

しかし一方で、のどの奥に刺さった骨のように、ずっと気になっていたことがあったのです。

「整体」だ「オイルマッサージ」だ「健康管理」だと言ってるけど、「最終的にやっていることって結局風俗と変わらくね?」

どんなにきれいごとを並べても、お客様に感謝していたとしても、やってることは、皆が求めていることは「抜いてほしい」ってこと、そこに集約するのではないかと。

たぶん、「ゆたの蒲田整体院」がもし抜きを辞めたらお客様は一気に半分以下に減るでしょう。

それは、お客様が何を求めているかを、分かっているから。

そんなモヤモヤを抱えている中、ある日YouTubeでとあるチャンネルに出会いました。(ゲイのYouTuber Tさんです)

彼は50歳を過ぎてYouTubeを始めたとのことで、その理由は、「このままじゃ偽りの人生になってしまうから」だそうで、一念発起してYouTubeで「自分のこと」を発信するようになったそうです。

彼は画面上で語ります。

「自分はゲイマッサージのセラピストをしている。そのことを今まで恥じていたけど、今は、自信を持って自分の職業を言える(ニュアンスが違ってたらごめんなさい)」

目が点になりました。自分自身が性風俗に関わっていることを自信を持って言えると。

正直、今まで自分の中では「職業に上下はない」という綺麗ごとをさもあたりまえのように思っていましたし、口にも出していました。(それが大いなる勘違いであったとしても)

ソニーに働いている人も、ゴミ収集車を運転している人も、長距離トラックの運転手も、性風俗に携わっている人も、「職業に上下はない」、と平気な顔して綺麗ごとを言えていたのです。

ただ、そんな自分ですらサラリーマン時代は「(当時)一部上場」のグループ企業に勤めていたものの、千葉県が本社であるということだけで、「丸の内に通ってるリーマンカッコいい」「いつか高層ビルで働いてみたい」といった、目に見えないヒエラルキーを勝手に作っていたのです。

もちろん性産業なんてそのヒエラルキーの最底辺。(言葉には出さない、出してはいけないけれど、無意識のうちにそう思っていたのですね。)

だから、独立して整体院を始めたとき、家族どころか、友人にすら「本当のこと」は言えずに、「整体師として、独立したんだー」という話しかしませんでした。

自分で自分のことを「恥ずかしい」という想いで心が破裂しそうだったのです。

その想いをわざわざ福岡まで行ってぶつけに行ってきたのです。(行動力だけはあるのと、Tさんがとても良い方で、お話を聞いて下さると言っていただけたので)

「なんで、ご自身のやっていることにそこまで自信を持ているんですか。」

答えは単純でした。「お金を稼ぐのに上下ってあるかい?」

ああきた、、、そうなんだよ、知ってるんだよ。でも心がついていかないんだよ。

でも、その方(Tさん)の目は真っすぐで、自分の心を見透かされているようでした。

Tさん自身も「そもそもゲイである自分」「ゲイである自分を利用している自分」に対してとっても恥ずかしいという想いを以前は持っていた人でした。こんな自分に価値なんかないとすら考えていたそうです。でも、「このままじゃ偽りの人生を送って死んでしまう」と考えたときに、「何か行動を起こさなきゃ」と考え、YouTubeで「ほんとうのこと」を発信し始めた方でした。

YouTubeで発信を始めたときは、「このまま叩かれて終わってしまうのではないか」という想いでいっぱいだった💦そうですが、毎回、「自分も同じような悩み、抱えてました。勇気もらいました」というコメントに支えられ、あれよあれよと人気チャンネルに。ゲイマッサージのことを告白した回も、皆のコメントは「汚らしい」ではなく、「大変な仕事をしてますね」といった温かいものであったと。

そのことで、「自分自身がやってきたことは、決して恥ずかしいことではなく、自信をもっていいことなんだと」気づくことができたと。「恥ずかしいと思っているのは「自分の心が自身自身に対して思っていただけだった」のだったと。」

自分自身は、まだそういう体験をしていないですが(オープンな情報開示をしていないので)、でもその言葉にとってもとっても勇気づけられました。

上辺だけの「職業に上下はない」というのではなく、心から、「ありがとう」といって帰っていった自分自身のお客様の顔が浮かんできたんです。

自分にとって、お店をオープンしてたった3カ月ですが、たくさんの人に助けられ、力をもらい、そして今回の体験を通じて「性って悪いこと??」という気持ちが湧いてきました。

性的なことを書くと一瞬でBANされるような世の中、最も実は大切なことなんじゃないことではないかと。

生命の意味は、「子孫を繫栄し、種を存続させることです」でも、私たちゲイはそれはできません。だったら我々は「生まれてきた意味がないのか??」という考えたときもありました。

Tさんに言われました。「とりあえず、1年は続けてみなよ。見えてくるものがあるかもしれないから」と。だから、「ゆたの蒲田整体院」も自分が死なない限りは少なくとも1年は続けたいと思っています。

正直、管理人ゆたは弱い人間です。辛いことからすぐ逃げたくなります。だから、だからこそお客様の笑顔、「ありがとう」の声が力になるのです。

私はゲイが好きです。人の痛みを感じ、理解できるゲイが。

それはゲイじゃなくても同じです、人として生まれたからこそ、誰かに何かできることがあると気づくことができました。「ありがとう」の言葉の力の大きさに気づきました。

決めたことがあります。管理人ゆたは自分の仕事に自信を持ち、極めます。それが「生きている証だから」

福岡のお土産でした。

んじゃ、次のキャンペーン楽しみに~(笑)

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